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> コラプティオ(文庫本)
コラプティオ
文庫本
コラプティオ
[出版社]
文藝春秋
[発売日]
2014年1月4日
[ISBN]
978-978-4167900021
[価 格]
790円(+税)
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あらすじ
震災、原発事故の後遺症で苦境が続く日本に、有言実行を旨とする宮藤総理が登場したことで、明るい兆しが見え始めた。内閣調査官・白石は、異能の首席秘書官・田坂と共に、宮藤が掲げた“約束”の実現に向けて奔走する。白石の同級生で大手紙の記者・神林は、先輩の名物記者・東條に叱咤されながら、政府・企業を相手のスクープ取材に身を投じていく。物語の舞台が政情不安を抱えるアフリカの小国、ウエステリアに及んだ時、誰も予想しえなかった危機が幕を開ける。
単行本
コラプティオ
[出版社]
文藝春秋
[発売日]
2011年7月30日
[ISBN]
978-4-16-380690-7
[価 格]
1,714円(+税)
作者の思い
東日本大震災の発生により大幅な加筆修正を余儀なくされた本作は、多くの人に政治について関心を持って欲しいと思い書き始めました。
ただ作中、日本の基幹産業として、国を挙げての原子力発電プラント輸出を掲げたため、単行本刊行当時からさまざまなご意見、ご批判、そして共感も戴きました。
震災から早3年。今改めて本作を読み直してみて、改めて日本の未来を真剣に考えなければならないと痛感しました。
文庫化によって一人でも多くの方に手に取って戴き、一緒に明日のニッポンを考えるきっかけとなれば幸いです。
〈2014年1月〉
主要参考文献一覧(順不同)
マックス・ヴェーバー『職業としての政治』岩波文庫
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう 今を生き延びるための哲学』早川書房
清水真人『官邸主導 小泉純一郎の革命』日本経済新聞社
飯島勲『小泉元総理秘書官が明かす 人生「裏ワザ」手帖』プレジデント社
岩見隆夫『演説力―わかりやすく熱い言葉で政治不信を吹き飛ばせ』原書房
モンテフィオーレ、サイモン・シーバッグ『世界を変えた名演説集―その時、歴史は生まれた』清流出版
NHK取材班『NHKスペシャル 揺れる大国 プーチンのロシア』NHK出版
ポール・コリアー『最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』日経BP社
ポール・コリアー『民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実』日経BP社
草野厚『日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか』朝日新書
山本一巳・山形辰史編『国際協力の現場から 開発にたずさわる若き専門家たち』岩波ジュニア新書
フランソワ・ランクルノン、ピエール・ドナン『ニジェール』白水社文庫クセジュ
information
2014/01/07 『コラプティオ』についての【NAVERまとめ】
review
「小説 野性時代」9月号(角川書店)〝今月の一冊〟コーナーで『コラプティオ』書評が掲載されました。
2011/08/29 「週刊東洋経済」9月3日号〈Books Trends〉で『コラプティオ』の著者インタビューが掲載されました。
2011/08/10 日経新聞夕刊に『コラプティオ』書評が掲載されました。